29日、30日に高円寺阿波おどりに出演しました!
両日とも曇り空に時より小雨がパラつく涼しい天気のなか楽しく踊ってきました
二日目の集合写真
■開演前 門付け
まずは開演前後のお話。
高円寺の着替え場所は『桃太郎すし』さんにご手配頂きました毎年ありがとうございます!駅や会場からのアクセスがよく、間取りも広いため皆のびのびと本番の準備が出来るので大変助かっています。
その御礼ということで開演前後に『桃太郎すし』と同じ経営元のお隣の焼肉屋さん『東京飯店』で門付けの演舞をしました。
来店されているお客さまにとっては全くのゲリラ演舞のため最初は「えっ」と驚かれますが、温かい手拍子を打っていただき喜んでくださっている様子でした!
ここからはぐるっと高円寺の演舞場をまわりつつ、二日間を振り返ってみま~す(参考:運行表)。
■みなみ演舞場 初日のスタート
開演前の門付けを終えるとスタート地点へ移動です。初日は「みなみ演舞場」でした。
JR高円寺駅からは距離があります。初日のスタートは9番手。
昼まで降っていた霧雨は収まりましたが、まだわかりません。動いていないと肌寒くスタートが待ち遠しい
開始20秒前(ファイル名の日時参照)
待つことしばし…そろそろスタート?という声が周りから聞こえ出し…開始のアナウンス皆で拍手(これが地味に楽しい)。そして鉦や大太鼓の音が響き渡ります
こうなるとスタートへの待ち遠しさはいや増しますが、音にノッたりおしゃべりしつつ…30分くらい?待機
そして…
たまきの2015年高円寺がスタートしました
まだ空も暮れていないうちから会場のテンションがもの凄く高いノリノリの手拍子や掛け声、素敵な笑顔に気分がグイグイ急上昇高円寺のお客さんは踊らせ上手という言葉が脳裏をよぎります。
■初日のゲスト
初日にたまきの演舞をご覧になった方は、たまきの黒赤衣装の中に白青の半被を纏った二名の女奴が目に止まったことと思います。ゲストで参加してくださった御座留の野田姉妹です!お忙しい中、駆けつけてくださいました
衣装のコントラストが強烈に映える笑顔が眩しい
そしてなんといっても本場仕込みの踊り!連長の両翼でハツラツと流す姿や、流し終えての演舞も躍動感と阿吽の呼吸で遠くから見ていても気持ちが良い!
またぜひご一緒しましょう!ありがとうございました!
■ルック第1演舞場 脅威の距離感
みなみ演舞場を終え次は「ルック第1演舞場」。
去年たまきは一日参加で、ルックを目前に終演を迎えてしまいましたそのとき初高円寺だった僕は今年こっそりルックデビュー。
ルックの特徴はなんといっても道幅の狭さ!お客さんとの距離がべらぼうに近い!臨・場・感!ここは踊りリーダー、はるなさんが好きな場所だそうです
大太鼓は急に出てくるお客さんを叩いては大変なので結構神経を使います。そんな緊張感はあれど、この距離感は楽しかった道に面する建物が二階建てだったりあまり高くないのも地味な特徴でしょうか?上から見てるお客さんとの距離も近いため、目があったりすると上へのアピールは想定外なのか喜んでもらえて嬉しい
ルックは中間で一度休憩がありルック第2へと続きますが似てるので略
■中央演舞場 二日とも出演
初日はルックのあと、二日目はスタート地点と、両日踊らせて頂きました
駅から近いためかお客さんが特に多く、それだけに賑やかさも頭抜けてます。沿道は見渡す限り人・人・人で、お客さんの笑顔に応じるのに頭がもう3つか4つくらい欲しくなります
ちびっこ隊のエース、光くんはここをはじめとした大通りの演舞場を遅い時間帯に踊るのが好きなんだとか。遅い時間…ナンデ?
曰く「遅くなるほど酔っ払ってテンションの高いお客さんが増えるから」なにその玄人ぽい好みは…。
今回この中央と桃園演舞場のあたりにリポビタンDを振る舞ってくれる、給水ポイントならぬ給リポポイントがありました。高円寺では初めて?という声がチラホラ(お盆に行った徳島であった)。
連員の皆と瓶をカチーンと突き合わせ、人生で一番気持ちのこもったファイト一発!!させて頂きました。ごちそうさまでした。
■ひがし演舞場 初日の乱舞
中央の次にあたる高円寺駅北東の通り「ひがし演舞場」。待機はJRの高架下で一旦とることになります。
ここと何箇所かに演者と歩行者の移動を交通整理するゲートがあり、スタッフのかたがお客さんと演者とを交互に行き来させます。開催中は信号機は消灯し、スタッフさん達が信号機移動を待っているお客さんを横目に道を縦断するのは車にでもなったようで不思議な感覚ですね
初日の終盤ひがし演舞場までの待機時間が長く、最後に踊れるのか大いに気をもみましたが、スタッフさんの心遣いでひとつ前の「心美連」さんといっしょに演舞させていただくことが出来ましたお客さんも大盛り上がりで踊らせてくれ、気持よく初日を終えられたのは、本当に良かった。
■純情演舞場 狭さと広さ
ねじめ正一の作品で有名な純情商店街の演舞場です。
去年偶然見つけて読んでみました素朴で人情味があって面白いですよ!作品の面影は…よくわからなかった
ここの特徴は狭い商店街から一気に開けるロータリーの二部構成でしょう。
商店街はルックほどではないものの狭く、ライブ感がたっぷりそして商店街のゲートをくぐってロータリーに差し掛かる際の開放感が普段の駅周りの印象と全然違って不思議です。この独特の瞬間があるので僕はここが好き
終点の演舞場も広く、大人数で演舞やったら楽しかろうなーと想像が膨らみます
■パル演舞場 音の響乱
パルは高円寺南側のアーケード通りです。アーケードの利点は天気に強いこと
この奥行き感と対称ぶり!
※いつも以上にサボった写真のわずかな頑張りの9割を占める一枚
※良い写真あったら追加するので下さい
二日目はあいにくの雨。太鼓はビニールで覆えば打つことが出来ますが三味線は完全にお荷物と化してしまいますしょんぼりするシャミの二人のために、最後尾にサポート役で参加の佐藤さんが両手にシャミを持ってくださり、二人は踊りで参加していました。
そんな二人が本職に戻れる唯一のチャ~ンス!出し切れましたか
そしてアーケードの特徴は反響する音
逃げ場のない音が響き渡って、ボリュームが増し、普段とちょっと違う音が演出されます。
二日目に前をゆく「しのぶ連」さんの大太鼓は10台程からなる大部隊。その演舞開始の瞬間は、ドカーーーンと鼓膜震わす爆音でビックリして身体がちょっと飛びはねました
たまきの大太鼓は半分以下の4台。この迫力に張り合うのはちょっとやそっとじゃなあ~と思いつつ演舞スタート
「ヤットサーーー」「「「ヤットヤットーーー」」」
おお~!声がよく出てる!響くのは太鼓の音だけじゃなかった
鳴り物の音が届かない時は踊り手どうし、声でリズムを維持するのが大事なのかもしれないですね
二日目に長野から駆けつけてくれた川手さんの声がとりわけよく通る。両日来れないのは残念だったけど、来れたのがパルの日で助かりました!
雨の件含め、日取りの妙に感謝ですね。ちなみに川手さんは、パルが好きだ~とのこと。
■桃園演舞場 二日目乱舞
桃園は二日目のフィナーレで踊りました。
二日目は後ろの「写楽連」さんといっしょに。大太鼓の巨大なお兄さんと、格好いいお姉さんの打ちっぷりが素敵
待機時は前日の疲れが抜けなくて腰が痛え…と座り込んでた、たまきの大太鼓も重さや疲労を綺麗さっぱりわすれて、凄い勢いで弾けていました
お客さんも二日目最後ということで、もはや説明不要の盛り上がりガンガン演舞場に踊り込んでドッカンドッカン踊ってます。もうそれ見ちゃったらこっちも楽しくて楽しくて…ヒートアップしたお客さんを演奏そっちのけ(だめじゃん)に引っぱり込んで一緒にドッカンドッカン
■終演
演奏が止まり二日間の大会が終了
着替え場所までの帰り道、演者どうしやお客さんたちと交わす挨拶が心地よい。
踊る阿呆と見る阿呆。大勢の人が集まって、3時間どんどん盛り上がり終わる頃には皆笑顔で気持ちよく挨拶をして解散。
終演直後のこの空気、なんともいえず良いですよね~そんな阿呆の皆様プラス運営を仕切ってくれた阿呆の皆様、本当にお疲れ様でしたーー
■打ち上げ
初日、二日目とも小金井のやる気で打ち上げでした
楽しくおしゃべりをしたり、お互いのやる気を確認し合えた初日後も良かったけれど、二日目の終盤に高円寺デビューした人らに感想を聞きつつ手拍子と皿箸ドラムで踊れ~とやりだしたのが、ちょっと普段ないテンションで面白かった。
これも本番を充実させられたお陰ですかね(即興で踊った皆もナイスでした)。
明日も勝つ!!(初日)
二日目
打ち上げにはカメラマンさんも参加して下さりました。演舞中は撮ってもらう時にしか意識が向かないのですが、動画などを見返していると、隊列の前へ後ろへ駆けては撮りそのハードな仕事ぶりに頭が下がります!素敵な写真をいつもありがとうございます!
二日目に写真を引き受けてくれたKさんはご自身のブログに写真を上げてくださってますので、皆さんチェックしてみてください
■おわりに
といった熱い熱~い二日間でした。
高円寺阿波おどりが終わるとは夏が去っていくのを感じる人が多いそうです今年は一気に涼しくなって、暑い夏への名残惜しさも強かったため、なんとなくわかる気がしました。
しか~し、夏は終われど阿波おどりシーズンはもうちょっとだけ続きますこの熱気に満足して夏と一緒に阿波おどりまでおしまいモードになるのではなく、この熱気を続く西八王子(そして更に後の郡山)に持って行くことが高円寺に出た清く正しい踊る阿呆のあるべき姿ではなかろうか
二日間の熱気を胸に、週末に西八王子へ踊り込みましょう
ミズノ